編集部だより Vol.9 【展示レポート】アートフェア東京
美しい猫の陶芸作品をこれやんでもご紹介する大塚茂吉先生は、しぶや黒田陶苑のブースにて個展形式で展示をされていました。今回は立体ではなく絵画作品を中心に制作。個展タイトルは「あわいのかたち」で、“あわい”とは二元論で捉えきれない領域を表現する言葉とのこと。元々日本画を専攻されていた大塚先生ですが、陶芸作品で見られる点の表現を絵画に落とし込んだ作品は、原始的な生命力に溢れていました。この個展は3月14日(金)よりしぶや黒田陶苑でも開催されます。
大塚茂吉先生のこれやん取り扱い作品はコチラ
イムラアートギャラリーより出品されていた山本太郎先生。昨年のいんすぴ展が初出となった「RIMPA REFLECTION」シリーズの作品が展示されていました。琳派とポップアートを融合した作風で、今回は新たに箔の部分に多様な趣向を感じることができました。
山本太郎先生のこれやん取り扱い作品はコチラ
日本画的な表現をコンセプトに目に見えないものを描き出すアーティスト、OZ-尾頭ー山口佳祐先生は、AIN SOPH DISPATCHのブースにて個展形式で出展されていました。展示の目玉はアンリ・マティスの「ダンス」の実物作品を観てインスパイアを受けた作品。尾頭先生らしい日本的な身体や手の表現にこだわった造形に個性を感じられました。
OZ-尾頭ー山口佳祐先生のこれやん取り扱い作品はコチラ
「アートフェア東京」
会期:2025年3月7日~3月9日
会場:東京国際フォーラム
文:これやん編集部(取材日:2025年3月8日)