尾頭-OZ-山口佳祐先生のワークショップ
「イロドリコラージュ」が「景丘の家」にて開催されました
定期的なアートスクールが行われている同施設では、これやんのアーティストによるワークショップが行われています。ここではその模様をお伝えします。
景丘の家のスペース「こどもテーブル」にて開催された尾頭-OZ-山口佳祐先生のワークショップのテーマはコラージュ。3月ということもあり、春らしい“花”をコラージュして作ろうという内容でした。コラージュの素材は写真や雑誌など、素材はさまざまですが、今回尾頭先生が用意したのは、既成品の色紙と先生が彩色した紙。色彩感に溢れた色紙を使い、たくさんの個性的な作品が生まれました。
花のモチーフを決めるために尾頭先生は「どんな花が描きたいのかイメージだけで描いてください」と語ります。受講しているみなさん、花の名前は思い浮かんでも、どんな形状をしていたのかイメージするのに手こずっている様子。尾頭先生は「イメージを描くのは難しいけど面白いんです。間違っていても、それが自分にとって発見にもなりますから」と語っていました。
花、葉っぱ、枝……頭に浮かんだ花のイメージを描いたら、次に色紙を切ります。さっきまで悩んでいたお子さんも、切る・貼るの作業になったとたんに制作が進んでいきます。
「描いた絵の一番後ろにくるものから作りましょう」と、コラージュのコツを尾頭先生が説明します。背景まで描き込む子から花だけを描く子まで、作品の画風は人それぞれ。尾頭先生の用意した色紙のおかげもあってか、雰囲気が漂う作品を完成させていました。
作り終えた作品は額装され、プレゼントとして用意された尾頭先生の手作り色紙と一緒に参加者のみなさんに手渡されました。尾頭先生の的確なアドバイスに加えて、参加者のみなさんが熱心に手を動かす姿からも、創作する楽しさを伝わってきたワークショップでした。