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竹村東代子先生のワークショップ
「切り絵で標本を作ろう」が、景丘の家にて開催されました

これやんに参加するアーティスト、竹村東代子先生のワークショップが2021年3月21日(日)、渋谷区の施設「景丘の家」にて開催されました。参加された親子さんは切り絵をテーマに各々の標本作りに取り組みました。ここではその模様をお伝えします。

春の嵐の雨模様となった当日ですが、ワークショップが行われる「こどもテーブル」にはたくさんの親御さんが訪れました。竹村先生は植物画と切り絵で繊細な作品を生み出すアーティストで、これまでにも数多くの切り絵のワークショップを行っています。今回のテーマは切り絵で標本を作るといったもの、各テーブルには標本箱とデッサンの紙、切る道具が設置されていました。

 まずは標本箱のサイズに合わせて好きなモチーフを選んでいきます。お花や植物、昆虫、魚、カメレオンと、みなさん標本にしたいイメージは十人十色。下書きが終わrと切る紙を選んで転写します。単色の色紙から、竹村先生が彩色した特別な紙まで、紙選びは大切な要素。みなさん、竹村先生と相談しながら切り紙を選んでいました。

いよいよ紙を切っていきます。ある程度切りやすいサイズまで紙を切ったところで竹村先生が「刃を当てたら紙を回しながら切りましょう」と、紙を切るポイントについて説明します。「まずはアウトラインを切って、作業に慣れてから細かい部分を切っていきます」という竹村先生の説明を聞きながら、みなさん集中して紙を切っていきます。細く難しい線のカットに挑戦する子も、途中で失敗してやり直す子も、みなさん表情が真剣。切ることの難しさと楽しさを感じながら、手を進めている姿が印象に残りました。

ワークショップが始まって2時間で、ほとんどの親御さんが作品を完成させていました。紙を切り終わったら、竹村先生が針とピンで紙の作品を固定し、作った生き物の名前のシートに記入して箱に入れたら標本作品のできあがり。お子さんがひとりで作った作品から、親子の共同制作まで、さまざまな作品を完成させていました。なかには恐竜の骨格標本という難しいテーマに挑んだ親子さんもいましたが、竹村先生のヘルプもあって素晴らしい作品になりました。

好きなものを紙に描いて、切っていくという今回のワークショップ。制作過程のなかで、必要な部分だけをアシストしていくのが竹村さんの手法。そのせいか、みなさんが自由に創作時間を楽しんでいたのが印象的でした。4月18日(日)には、これやんのアーティストに久保進先生によるワークショップ「手間をかけて遊ぼう」が、同じく景丘の家にて開催されます。

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