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スマートパッドを見る澪

COOL氏

作品概要

制作年
2018年
使用素材
石粉粘土、アクリル塗料
サイズ
90mm(幅)×250mm(高さ)×150mm(奥行き)
特筆事項
人形と椅子は固定されていません。安定するところに置いてください。
販売価格¥100,000(+税)
販売応募期間:2019年11月10〜201912月10日まで

倉本美津留のこれやんコメント

60歳から作家活動をスタートさせ、スタイリッシュなフォルムを持った人形作りでさまざまなフィールドで活躍するCOOL氏。こちらはタブレットを見る女性をモチーフにした作品で、現代的アイテムと取り入れつつもファッションはちょっとレトロなルックスです。絶妙なバランスで足を伸ばし気味にスツールに腰掛けているフォルムには、プロダクトデザイナーであったCOOL氏の骨格作りの基本がしっかりと生かされています。
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STORY

倉本:とてもフォルムがきれいでスタイリッシュな人形ですが、どんな素材を使っているのですか?

COOL氏:石粉粘土を彫刻刀で削り、アクリル系の塗料を塗っています。 “石粉粘土を彫刻刀で削る人なんていないよ”ってみんなに言われましたが、私はあまり難しく考えずに、“こうしたらええやん”みたいな感じでやっています。ただ、作るのには時間がかかりますね。一体作るのに3ヵ月くらい。乾燥にも時間がかかるので2体くらいを進行させながら、五月雨式にやってます(笑)。1年に12体くらいかな。私の基本にあるのはモダンデザインなんです。もともとプロダクト・デザイナーとして白物家電のデザインをしていて、会社を定年退職してから人形制作を始めました。

倉本:それを聞くと作品の完成度の高さに納得できます。

COOL氏:ただ、モダンデザインってやっぱり無名性なんですよね。物が前面に出てデザイナーが後ろっていう。でも、こういう作品を作るなら、個性を出さないとあかんじゃないですか? だからモダンデザインに加えて自分が好きなアンティークな処理をすることで、こういう作風になりました。

倉本:会社員時代は創作活動はやっていなかったのですか?

COOL氏:ええ、仕事一本でした(笑)。COOL氏の名前で始めたのは8年前で60歳になってからです。5年前から本格的に人形を作ろうと思ったのですが、人形といっても人と同じもの作ってもしゃあないし、何を作ろうかなあと考えていたんですが、「ファッション通信」っていう、パリコレとかミラノコレクションとか放送する番組が昔から大好きで。モデルも男女がいるし、ファッションは春夏秋冬あって永遠に終わらない。だから、これモチーフにしたらいけんとちゃうかなって(笑)。

倉本:家電から動物や人間などの生き物へと、作るものの世界が変わったのにも関わらず、すごくしっかりとしたバランスを保っていますよね。

COOL氏:ええ、骨格を銅の棒でハンダ付けしてしっかりと作っているんです。人間の骨を形取って、関節を曲げたら絶対に狂わないから、真ん中にそれがあるんです。写真なんか見て「あ、カッコええポーズやなあ」と思っても、骨格をしっかり作っといてからでないと無理なんです。動物はね、人間を作り始めた翌年から作り始めたんですが、調べるほどに面白い動物がたくさんいて、思わず作りたくなります。そのときも写真をたくさん見て、骨格をちゃんと形取って……それでいてこういう綺麗なラインはやっぱりモダンデザインというか、それがもう自分に染み付いちゃっているのね。

倉本:大きさもちょうどいいですね。

COOL氏:A4サイズとB4サイズの2種類があって、家庭用には前者、大きな会場の展示会には後者という感じです。モデルさんの骨格を作るときにプリントアウトするのもA4が分かりやすいし、パッケージもA4サイズだと収まりがいいと、プロダクトデザイナーとしては考えるわけです。いやあ、楽しいですよ。

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