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風よ舞え

有村佳奈

作品概要

制作年
2021年
素材
キャンバス、アクリル
サイズ
158mm(幅)×227mm(高さ)

倉本美津留のこれやんコメント

「ACTアート大賞展」審査員特別賞などの賞歴を持つアーティスト、有村佳奈さんが初登場です。「風よ舞え」は、次に向かっていく女の子を描いた作品。目線の先にあるものを見つめる凜とした女性の雰囲気を感じます。なびく髪の毛、背景にちりばめられた白い破片は花びらを表現していて、風が舞うという“動き”を想像させる作品です。
SOLD OUT

STORY

倉本:とてもコンセプトのある作風ですが、影響を受けたものは何ですか?

有村:子供の頃から漫画やアニメが好きでした。「セーラームーン」の影響もあってウサギの仮面なのかもしれません(笑)。大学では4年間デザインを勉強しましたが、やっぱり絵が好きだなと思って卒業してから本格的に描くようになりました。

倉本:独特の空気感がありますね。

有村:仮面の絵を描く前は、夢のような世界観を作ろうとしていました。でも、私自身どんな表情をしているのかわからない絵が好きで、見ている人が“こういう顔をしているんじゃない?”と、想像することで完成する作品に惹かれていました。それもあって、もっと現実と夢の狭間を狙っていきたくなったんです。感情的なものを描くときでも、明確な好き/嫌いじゃなくて、その中間のような幅のあるものを表現しています。それと、アーティストである以上は見てくれた人に覚えてもらわないといけないので、それが自分にとって何なのか試行錯誤したときに、今の仮面を用いた表現が自分にとって腑に落ちたんです。

倉本:仮面で表情を隠しつつも、感情的な表現をするんですね。

有村:例えば、絵を家に飾っていても嬉しそうに見えたり、悲しそうに見えたりと、見る人の感情で見え方が変わるものが良いなと。日常生活でもただ楽しいよりも複雑な感情でいるときのほうが多いと、私は思いますから。

倉本:背景がきれいですね。それでいて細かく描きすぎずに、ざっくりとしたタッチというか。

有村:全体で描くという気持ちがあって、細かく描き込むよりも崩したほうが好きです。ちょっとぼかしているほうが揺らぎがあるんです。最初の頃、写真を撮ってそれを描くという感じも試してみましたが、“これではないな”と(笑)。そこから描くときは自分の感覚を信じていいだろうと思いました。

倉本:わりと感情にまかせて描くのですね。

有村:はい。コンセプトに沿ってすべてを描こうとしたら、息切れしちゃうと思います。もちろんしっかり決めて描くときもあるし、好きなものをただ描くときもあります。いろんな描き方があるから、ずっと描いていられるんです。

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