躍動する生命体10
作品概要
- 制作年
- 2019年
- 使用素材
- ガラス
- サイズ
- 200mm(幅)×200mm(高さ)×200mm(奥行き)
- 特筆事項
- とても繊細な作品のため、作品の購入は作家先生が直接お持ちできる範囲(一都三県)にお住まいの方のみに限らせていただきます
これやんの作品コメント
STORY
これやん:お父さんもガラス工芸をやられているんですよね?
鈴木:はい、父親からは影響を受けています。でも、最初はガラスをやろうとは思っていなくて、絵を描いたりしていました。でも、漠然と何かを作りたいと思ってはいて、そのなかで自分にとって近しいものがガラスだったので、ガラスの専門学校に通うようになったのですが、まわりにはガラスが大好き!って思っている子が多くて。でも、私はただ漠然と物作りがしたい気持ちだったので、熱量が違いすぎて……。
これやん:みんなと違って、鈴木さんは何となくって感じだったんですね。(笑)。素材の透明感や滑らかな質感といった作風が個性的ですね。
鈴木:住んでいた場所が田舎だったので、ネコやカマキリみたいに身近にいた動物をガラスで作っていたのですが、動きもつまらなくてピンとこなかったです。その頃、溶けたガラスがドロッと型から流れてしまったことがあって、それを学校の人たちに見せたら“これ面白いね!”と言ってもらえて。それで、自分では失敗だと思っていたけど、動きもあるし、生き物にも見えることに気づけました。
これやん:作っている最中に自然とコラボレートしてできたんですね。一番良いミックスのコラボレートの瞬間を捉えて、作品化しているという。型から流れたと言うですが、型があるようには感じないですね。
鈴木:キルンという技法を使っていて、粘土で型を作って、石膏で型取って、ガラスを入れ、窯で焼き付けています。
これやん:この作品はいろいろな質感の違いが混ざっていますね。
鈴木:これは対比というか、このモジャモジャとしたところとヌメヌメ、テラテラしたところを対比して作れないかなと思っていました。溶けていったときに、ガラスが伸びて薄くなったところに穴が開いて。そういうボロボロ感も出て欲しいなと。この作品はある程度想像しながら作りました。
自分のなかではわりとうまく行きすぎたことに、納得いかなかったりもしますけど(笑)。やっぱり自分の想像だけではなく、ガラスが出してくれる躍動感や特性を取り入れようと思っていますから。
これやん:納得の仕方もどんどん変わっていくし、それが成長にもつながっているんでしょうね。
鈴木:そうですね。自分が納得したりいいと思った作品が、かならずしや評価されるわけでもないと思っているので、どんな作品でも見てもらいたいと思ってます。


