僕は出身が鎌倉で、よく海を眺めていました。鎌倉の海にはサーファーがいて、ローカルサーファーのルールがあったりします。上級者のサーファーが圧をかけてきたりといったことも聞きます。それは、なんともいえない緊張感があります。以前、僕は安心してサーフィンができるように、初心者マークのサーフボードを考案しました。あれから15年が経ち、高齢者マークのサーフボードも考案しないといけないと思いました。
安心してサーフィンができるように、これで「だいじょうぶ」です。
普段は弾丸を用いた作品を制作しています。実際に銃を使っているので緊張感があり、張り詰めた雰囲気になります。弾が跳ね返ったりもするので危険です。そんなすごく緊張感が高まった時に、人は鼻歌を歌ったり少し笑ったりします。これは人間が心を緩めてその環境に耐えていく、自分を守るための本能だと思います。緊張感のあるところにはユーモアが必要です。人間のいる環境は緊張の連続ですから。