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Hachikou 2019

瀬崎百絵Momoe Sezaki

作品概要

制作年
2019年
素材
キャンバス、アクリルガッシュ、イラストボード
サイズ
415mm(幅)×530mm(高さ)×30mm(奥行き)/額込み
販売価格¥60,720(税込み)

これやんの作品コメント

大阪の大規模アートフェア「UNKNOWN ASIA」でスポンサー賞の受賞経験もある気鋭のアーティスト、瀬崎百絵さんがこれやんに初登場! こちらは「SHIBUYA AWARD」のための描いた作品で、雄犬だった忠犬ハチ公を女子高生に見立てています。女子校生らしき生き物が手にしているタピオカドリンクやスマホケースには、現在のトレンドアイテムをしっかりと織り交ぜることで、(画を描いた)2019年の渋谷に生息する女子高生を巧みに表現しています。
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STORY

倉本:個性的な画ですが、作品を描くアプローチはどんな風にして決めているのですか?

瀬崎:女性のモチーフをメインで描いています。山口小夜子さんの顔が好きで、ああいう日本的な顔が描きたいと思っているのですが……

倉本:だからといって、ストレートに女性を描くという感じとも違いますね?

瀬崎:そうですね。コンセプトとしては“ひねりを加える”ことです。というのも普段付き合っている友達に画が好きな人が少なくて、そういう友達にも面白いと思ってもらえるようにキャッチーさを意識しています。それもあってモチーフも見慣れているものを組み合わせて描くようにしています。

倉本:なるほど、みんなが知っているものを違ったものとして見せるという。ちなみに昔はどんな画を描いていたのですか?

瀬崎:イラストレーターになろうと思う前から、ずっと趣味で画は描いていました。その頃から顔を描くのが好きでしたが、既存のキャラクターの模写ではなくて、似顔絵を描いたりしていました。美大を出ることができなかったので、デッサンの教室やクロッキーを習ったりして基礎を勉強しました。それで、実際にイラストレーターとしてやっていくのなら、とにかく個性が大事だと目上の方から言われて。それで自分のやりたいこと、好きな要素を全部入れ込んでいった結果、こうなりました。

倉本:タッチや色遣いも独特です。

瀬崎:海外の絵本が好きだったので、子供の頃からポップな色遣いが好きでした。ちょっとレトロな感じは横尾忠則さんとか、佐伯敏夫さんなどの時代感からの影響が大きいですね。あとはアンディ・ウォーホールや浮世絵も好きで、根本的に大衆芸術からの影響が強いです。生きているうちに評価される芸術家って、その人が生きた時代性を掴まえて表現していて、私もそういう流れを組んで活動したいと思っています。