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mint tiger

越前菜都子Natsuko Echizen

作品概要

作品名
mint tiger
制作年
2019年
素材
紙、インクジェットプリント、水彩、アクリル
サイズ
594mm(幅)×420mm(高さ)×20mm(奥行き)
販売価格¥(税込み)

これやんの作品コメント

柔らかい色彩感覚とファンタジーな画風で活躍する人気イラストレーター、越前菜都子さんがこれやんに初登場! ご自身の結婚式のブーケを絵にしたいとしたいと思って描いたという、大切な作品を出品していただきました。凛とした女性の表情、淡い独特の色彩感など、越前さんらしさに溢れた作品です。
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STORY

倉本:絵を描き始めたきっかけは何でしたか?

越前:子供の頃から人の顔を描くのが好きで、ずっと女の子の絵を描いていました。幼稚園に入るのがイヤだったのですが、それも絵を描く時間がなくなるからでした。だから幼稚園に行く前に必ず一枚絵を描いてから行っていました。子供の頃からどうやったら一日中絵を描いていられるんだろうって、ずっと思っていました。

倉本:学生時代は日本画を専攻していたそうですね。

越前:はい、デザインとかではなく、とにかく絵を描きたかったので、そうなると行っていた学校は油絵か日本画の二択だったんです。それで私は繊細な絵が好きだったので、日本画しかないなと。

倉本:そのテイストが今の画風に生きているんですね。越前さんのファンタジー感のある現在のタッチに辿り着いたのはどんな経緯でしたか?

越前:大学を卒業してから似顔絵やウエルカムボードを描いている時期がありましたが、そのときに“存在しそうでしない人を描きたい。特定の誰かのために向けた作品ではなく、自分も知らない誰かにとっても特別になるような作品を描きたい”って思うようになってから、こういった今の画風になっていきました。

倉本:日本画の繊細さに加えて、アニメっぽいイラスト感もある独特のテイストですよね?

越前:漫画的な要素といっても、私はどちらかというと江口寿史先生や桂正和先生のようなリアルな絵が好きだったり、アニメと写実の中間のような感じを追い求めています。日本画だとなかなか描けないような、くだけた表現をしたい気持ちもあるし、かといって漫画っぽさにかたよりすぎないようにもしたい。特定のジャンルに当てはまらないような、自分にとっての理想のバランスを探りながら表現したいなと思っています。ファンタジーであっても、実際に存在しうるかもしれないリアルさも欲しいというか。

倉本:そういうところが、越前さんの作品から感じる“楽しさ”なのかもしれませんね。

越前:この絵を見る人が幸せになれるんじゃないかなと思って、いつも絵を描いています。“別世界”というか、ファンタジーなテイストがあるのも、それが楽しくてポジティブな気持ちにさせてくれるからなのかもしれません。