連想したのは単体・単色というシンプルなものでしたが、もっと何かないかを考えました。子供がおもちゃ箱をひっくり返して散らかすのを見て、これも意外と「いさぎよい」のではないかと思いました。散らかっているところを見るのは今までネガティブな印象でしたが、いさぎよいと捉えると迷いがなくてポジティブに変わりました。そのイメージを出すために明るい色合いにして、ごちゃっと重なっていても、見てすぐに分かるモチーフを選びました。キャンバスをハンガーの形に切って、素材の光沢を意識して絵具で描いて貼っています。普段から目にする日用品の美しさに気づいてもらえたら嬉しいです。