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ロック観音シリーズ

宮岡貴泉

作品概要

制作年
2019年
使用素材
磁土
サイズ
130mm(幅)×305mm(高さ)×90mm(奥行き)
エディション
9/20
販売価格¥80,000(+税)

倉本美津留のこれやんコメント

新世代の陶芸・現代美術アーティストとして注目される宮岡貴泉さん。彼の代表的な作品でもある「ロック観音シリーズ」をお持ちいただきました。観音様という伝統的なフォルムに、現代の電子機器を掛け合わせるというオリジナリティ溢れる陶芸作品です。観音様=キャラクターとして扱う軽やかなスタンスが生み出す作品としての分かりやすさに加えて、カラーバリエーションもあり、コレクター心をそそるのもこの作品の魅力ですね。
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STORY

倉本:宮岡さんは仏像を陶芸で作り、さらに最新の電子機器を持たせるという……このマッチングがまたキャッチーですよね。どのようにして、このコンセプトが生まれたのですか?

宮岡:もともと器を作っていましたが、次第に器ではないものでひと目で“何だろうこれ?”って感じるものを作れないかなと考えるようになった結果、こういう物が出てきました。観音様って漢字だと”観”と“音”じゃないですか。それに気がついたときに猿がヘッドホンを着けていたウォークマンのCMが、ふとアタマに降りてきて。仏像みたいな昔からあるキャラクターが現代の物を付けていたら面白いんじゃないかと。観音様ってシルエットが綺麗だからヘッドフォンを着けても野暮ったくならず、カッコ良いんですよね。

倉本:確かに観音様はスタイリッシュに見える! モデルとしてそういう風に捉え直せてるのは面白いですね。この作品は何年前から作り始めたのですか?

宮岡:ちょうど東日本大震災の時がキャリアのスタートでした。ちょうどグループ展をやっていたときに地震が起きて、この作品を持って逃げた思い出があって、電車も止まって人で溢れかえった場所でこの観音様を置いたりして……その時電話が通じなかったけどSNSはつながるということもあって、そういう意味でも観音様が携帯電話を持っているのって救済じゃないけど、それと通じるものがあるなと思って。それはこういうものを作った後で自分が感じたことではあるのですが。

倉本:何で作ったのか自分でもよく分からず生まれてきものが、後で“そういうことか”と納得するというのも、僕はアートの役割だという気がしていますね。

宮岡:僕は美術教育を受けていないので、自分がそういう活動を続けるなかで、作りながら教わっている感覚があります。今でもそうですが“これがアートなのかな”って考えながら、それが面白くて作品を作っている感じもまだまだあります。僕自身こういう作品を作りながらも仏像の専門家でもないですし、だからこそできる作風だとも思っています。

倉本:たしかに、専門家から見たら“けしからん!”と感じるようなことでも、“知らんがな!”ってやれているのは良いことですね。その意味でも、カラーバリエーションがあるのも面白いです。

宮岡:観音様に持たせているデバイスも技術の進歩に合わせてどんどん変えています。最初は有線の携帯電話とヘッドフォンでしたが、今はBluetoothがあるので線がなくなったり、他にもVRゴーグルを着けたバージョンもあります。カラーバリエーションも陶芸における技術革新があってこそできるようになっていて、カラーリングに関してはヨーロッパやアメリカの先端技術をかいつまみながらテストしています。陶芸の世界だと原色ってあまりないのですが、アメリカが10年前くらいから段々とそういったものを作りはじめていて、それを活用することでこういったポップな作品ができるようになりました。

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