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ルート

カネコタカナオ

作品概要

制作年
2019年
使用素材
アクリル、水性ペン、キャンバスボード
サイズ
350mm(幅)×460mm(高さ)
販売価格¥51,000(+税)

倉本美津留のこれやんコメント

ストリートアートとアニメがミックスされた独特のタッチで人気のアーティスト、カネコタカナオさん。「ルート」は彼の代表的な画風とも言える作品で、さまざまなキャラクターや線が交錯し、ポップでありながらも抽象的で不思議な魅力を持っています。シンプルではなく複雑にいろんな要素が絡み合うことで絵の中から“何か”が表出していて、そこが単なるイラストという枠を超え、アートという感覚を持った作品だと言えます。
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STORY

倉本:カネコさんはグラフィティとアニメが混ざった独特の画風ですね。

カネコ:自分のイメージとして“ノイズ”というのをベースに考えていて。例えば漫画で言えば最初にラフがあって、そこにペン入れをしてきれいに整えていきますが、その作業の途中でこぼれ落ちていく物もあると思うんです。僕はそのこぼれ落ちていく物を表現したいな、と思っています。なので、描いて消してを繰り返したり、ザラザラとした線を入れたり、キャラクターを崩してみたりと……そうすることで一瞬何だか分からないけど、魅力的に見えるものを目指しています。

倉本:確かに! 一瞬何だか分からないけど、何だか魅力があるという不思議な感じがありますよね。どうやってそういうスタイルへと変遷していったのですか?

カネコ:最初はもっとイラストっぽい物を描いていたのですが、美大に入って絵を描き続けていても、自分が想定する完成度にまったく到達しなかったんです。アートが好きな方って繊細な感じがあるじゃないですか? でも、僕はアニメや漫画が頭の奥にあって、そういう繊細なものもやってみても、どうも物足りなくなってしまって。だから、武器として筆を使うことがずっと出来なくて……でも、出来ないことをやっていったら今の感じになっていきました。

倉本:結局、出来ないことを追い求めるよりも、出来ることで自分を思い切り表現したってことですよね。だからカネコさんの作品にはパワーがあるし、パッと見て“カッコイイ”って言いたくなるようなスピード感があります。今の画風の発想はどういうことだったんでしょうか?

カネコ:自分が何をやろうとしているのかということに説明を求められることがありますが、その時に自分は途中まで描いている物を、なぜ最後まで描きたくないんだろう? と、思ったことがきっかけでした。分かりやすくこれはこういう物です、ということをなぜかしたくないんですよね。

倉本:完成することを良しとしないんですね。

カネコ:そうですね。ちょっとズレたような形にしたいんです。”ある一定の所から見た時には”形になっているけど、遠くから見たときに全部が分からないようにしていたり……でも、たまに描いている自分が何だか良く分からなくなってしまい、失敗することもよくあります(笑)。

倉本:失敗があるってことで、よりカネコさんの作品に興味がでました!

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