思い浮かんだのは素敵な人が現れたり、驚くようなことが起こり、心がわくわくするイメージでした。そこから都心のビルの谷間で偶然に花火を見たときの、心が明るくなる感覚を日本画で描きました。
「見返り美人図」のオマージュと夜空に上がる花火を日本橋の背景に描きました。パークホテル東京のようなモダンな場所に、あえて昔の風景を対比させています。風景は夜の情景を表現し、人物は花火が上がった瞬間のときめく感覚を表すために抽象的なシルエットにしました。