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赤い壁と卓上の静物画

タムロアヤノTamuro Ayano

作品概要

制作年
2023年
素材
木製パネル、オイルパステル
サイズ
228mm(幅)×315mm(高さ)×35mm(奥行き)※A4
特筆事項
厚みのある額に額装した状態でお渡しします
販売価格¥77,000(税込み)

倉本美津留のこれやんコメント

油彩クレパスを使った独特の画風でイラストレーターとしても活動する作家、タムロアヤノさん。こちらは自分の部屋にあった観葉植物をテーマにした作品です。背景の強い色の組み合わせが印象的なこちら作品ですが、まず“変えられない色の物”を描いてから、背景色は一番最後に取り組んでいるそうです。
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STORY

これやん めずらしい画材で描かれていますね。

タムロ 幼稚園児が使うクレヨンで描いています。クレヨンは色が乗りやすくて筆圧がなくても描けるのですが、息子が小さいときに一緒に描いてみようとしたのがきっかけです。ちょうどその頃にインスタグラムをやり始めていたので、クレヨンで描いた絵をアップすると“いいね!”がたくさんつきました。私は細かく描けるタイプではないし、混色が苦手でした。なので手に取った色をそのまま使えるクレヨンは、一番自分らしく楽しく描ける画材だと思っています。

これやん 以前から絵は描かれていたのですか?

タムロ 昔から絵を描くのが好きでした。大学でデザインを学んだあとは、グラフィックデザインの仕事をしていたのですが、出産を機に退職しました。子供が少し大きくなると時間に余裕が出てきたので、ふたたび絵がうまくなりたいと思うようになり、イラストレーターの中村佑介さんの教室に通いました。

これやん インスタグラム作品を発表するようになって、何か変化はありましたか?

タムロ 最初からインスタを仕事につなげたいと思って絵をあげていくうちに、雑誌の挿絵やポスターの仕事が入ってくるようになりました。例えば、あたたかくて美味しいものを描くのが得意だったので、パンの絵を載せるとだいぶ経ってからパンのお仕事がきたりしました。

これやん イラストを描く仕事からご自身の作品制作へと変化したのは何がきっかけでしたか?

タムロ 雑誌のイラストは一定の期間を過ぎると、誰の目にも触れなくなってしまいます。そこに虚しさを感じるようになり、アーティスト活動に力を入れたいと思うようになりました。誰かに依頼されたものではなく、オリジナルの表現が受け入れられるのかを試したくなりました。仕事と作品での違いは、どのくらい自分らしさを出すかだと思っています。私自身、自分らしさは“色”にあると思っていて、仕事のときは自分が思うままの色だと現実的ではなかったり、やりすぎになったりします。でも、オリジナルの作品には制限がないので、隣り合う色の反応のきれいさに私自身びっくりしながら作品を描いています。

これやん クレヨンで描いた上から、削っていたりもしますね。

タムロ 色を重ねて塗ったあとで、引っ掻くと下の色が出るというのは、幼稚園児もよくやる手法なんです。私はさらに奥を試してみたくなって、“木のパネルに描く”ようになりました。塗ったあとで木を彫るのが楽しかったし、見え方のおもしろさもありました。クレヨンは太いので細かい表現が苦手なので、全体的にぼやっとした感じになります。そこを彫ることでシャープな細い線が入り、ガラッと印象が変わるんです。今後はこの上に油絵の画材を試したいと思っています。