「ふるさと」と聞いて幼い頃を思い出しました。大好きな巨峰も昔は種がありましたが、今では種なしの品種も増えました。確かに食べやすいですが、それって本当に植物なのかと思うこともあって、種を可視化しました。種が果実内の同じ場所に来るように標本の技術を使っています。自立モビールで種は自重でお互いを支え合い、植物と人のつながりを表現しています。サイズ感は盆栽を意識しました。ビワや金柑、ライチとサクランボなど、ふるさとの軒先に生えている果物を選んでいます。