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神鹿宙示の図(しんろくちゅうじのず)

保坂有美Yumi Hosaka

作品概要

制作年
2022年
素材
アクリル、金箔、木パネル、画布
サイズ
530mm(幅)×333mm(高さ)×20mm(奥行き)
特筆事項
作品の裏にヒートンと紐がついています。
販売価格¥154,000(税込み)
販売応募期間:2024年7月5日〜8月5日まで

これやんの作品コメント

壁画のような独特の質感を持った画風の保坂有美さんがこれやんに初登場です。こちらは神の使いが空から降りてきているイメージを描いたという最新作品。神事で用いる大太鼓や鹿を描いていますが、サイズ感を超越した大きな鹿の顔と少し異形な目がインパクトと荘厳さに加えて、ユーモアを生み出しています。
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STORY

これやん:アーティストになろうと思った経緯について教えてもらえますか。

保坂:絵が好きで幼い頃から少女漫画みたいな絵をずっと描いていました。それもあって漠然と絵を描く仕事につきたいと思っていて、高校の頃に『もののけ姫』のメイキングをテレビで放送していて。それを見てアニメの背景を描くという仕事があることを知り、これをやってみたいと思って、高校卒業後にアニメの背景会社に入りました。

これやん:絵描きの仕事をするため、現場で背景画を学んでいったのですね。『かぐや姫の物語』の背景画も手がけているそうですが、これは保坂さんがこの職業を選ぶきっかけにもなった『もののけ姫』を制作するジブリの作品ですね。

保坂:ジブリの美術監督の方にツテがあって、面接を受けて頼み込んでやらせてもらいました(笑)。でも、この仕事のあとで絵が描けなくなった時期があって。自分の描いた絵が良いとか悪いって言われるのが怖くなってしまって。それから数年が経ち、再びアニメの世界に戻るのもどうかと思い、昔から憧れのあった作家活動をするようになりました。

これやん:職業画家とアーティストでは表現もまったく違うというか、むしろそっちのほうが怖いのではと思います。

保坂:確かに。作家となると作品はほとんど自分のようなものですよね。でも、そのときは自分でやりたいと感じたことをやろうと思いました。

これやん:ご自身の画風はどのようにして見つけていったのですか?

保坂:背景画の仕事をしていたときに編集者さんから“絵物語を描きませんか?”って企画に誘ってもらったりしました。そのときからアクリル絵具を使っていたので、その延長線で今でも使っています。それと、私は壁画が好きなのであの質感を出すために、キャンバスの下地を作るときに石の粉を混ぜてザラザラな表面を作っています。

これやん:それで日本画のような質感を感じる画面になっているのですね。モチーフはどのように選んでいるのですか?

保坂:私は神社や神様のように損得無しに見守ってくれる存在が好きで、モチーフも神様や使いの動物、神事の道具などを描くことが多いです。壁画っぽい質感を生かし下地を残しながら描くので、濃い色よりも少し淡い色彩で描いています。モチーフがこういうものなので真面目になりすぎない感じも大切にしていて、“なんか変だけど可愛いな”と感じる作品にしたいと思っています。私は普段から人に連れられて散歩をしている犬を見ると、なんだか犬が主役になっている感じが“可愛いけど、何だか変だなぁ”って感じるんですよね。その感覚を作品のなかでも表現したいと思っています。