Vol1. 日本のことば×現代アートというテーマについて
	いんすぴ展のコンセプトは“日本のことばと現代アート”
	作品のテーマとなる日本のことばは、誰もが知っているものばかりです。
	なぜそんな日本のことばをテーマにしているのかというと、
	日本人ならことばのイメージを自分のなかに持っているからです。
	たとえば“うれしい”ということばから、どんなイメージを持つでしょうか?
	“うれしい”と感じるものやことがら、またはその感情がわいたストーリーなど、
	いろんなイメージが浮かんでくることでしょう。
	果たしてアーティストは、どんな“うれしい”をアートとして表現するのでしょうか。
	色、質感、モチーフ、素材、アートの表現は千差万別ですが、
	イメージを共有できれば、アート表現の楽しさをもっと身近に感じてもらえるはず。
	そんな想いから、いんすぴ展のコンセプトは生まれています。
	これは“アートの魅力をもっと身近に”という
	「これやん」のテーマとも共通します。
  
  いんすぴ Vol.5-1 「うれしい」/奥村巴菜
    
  
  いんすぴ Vol.4 「うれしい」/近藤智美
    
  
  いんすぴ Vol.3-2 「うれしい」/細山田匡宏
    
  
	いんすぴ展は毎年、これやんに参加しているアーティストに、
	日本のことばをテーマで新たな作品の制作を依頼し、
	アーティストたちが制作した作品を会場に展示しています。
	つまり、そのどれもができたての最新作品なのです。
	私たちからアーティストに依頼するのは、ことばをテーマに制作することだけで、
	それ以外に制作に関する決め事はありません。
	なので、アーティストはことばから得たインスピレーションをもとに自由に作品を制作できます。
	そのため、普段の展示では見られない、新たなアーティストの一面が見られるのもこの展示の特徴です。
	いんすぴ展で初めて挑戦した作品が、その後作家の新しいシリーズとなることもあります。
	そんな純度の高い創造性から生まれるいんすぴ展の作品は、どれもエネルギーに溢れています。
	その熱量の高さは会場にお越しいただければ、必ずや感じ取っていただけることでしょう。
  
 
        