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ジャンピングキャット

稲田敦Atsushi Inada

作品概要

制作年
2023年
素材
布、アクリル絵具、ビーズ、古布、他
サイズ
750mm(幅)×880mm(高さ)×650mm(奥行き)
販売価格¥330,000(税込み)

倉本美津留のこれやんコメント

エネルギッシュで個性的な人形を作るアーティスト、稲田敦さん。ジャンピングキャットと名付けられたこちらは、女性と猫を組み合わせたファンタジックな作品。使われている素材の柄が組み合わさることで、なんとも不思議な無国籍感を感じさせてくれます。ハイヒールらしき足元と全体のポーズからも躍動感に溢れています。
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STORY

これやん アーティストを目指したきっかけは何ですか?

稲田 小さい頃から絵を描くのが好きで、イラストなんかをよく描いていました。勉強は嫌いだったから、教科書は落書きだらけでしたね(笑)。その後、自衛隊にいた20歳の頃にたまたま連れて行ってもらった居酒屋のママさんがとても絵が好きな方で、その方の紹介で絵の教室に通うようになりました。その先生がとても魅力的な方で、僕も絵描きになりたいと思うようになりました。自衛隊を辞めたあとは、絵の先生と何度かヨーロッパに長期滞在しました。イタリアやフランスで美術館や教会を見て回り、刺激を受けました。帰ってきてからは絵を描いては、個展をするということを続けていました。

これやん もともとは絵を描いていたんですね。では、人形を作るようになった経緯は?

稲田:母親が着物の仕立て屋をしていて、母の仕事姿を子供の頃から見ていました。そのDNAのせいか、僕も針と糸でちくちくやるのが好きだったんです。最初はずっと平面の刺繍を作っていました。でも、刺繍の勉強はしたことがなく、型がないというか、全部オリジナルです。犬や猫、植物をモチーフにしていました。刺繍で作品をたくさん作っていたのですが、どうもマンネリ化してしまって……もともと人形にも興味があったので、綿を入れて立体にするようになりました。

これやん 個性の塊のような作品ですが、人形で稲田さんが表現したいものは?

稲田:形に残したいという思いがあります。作品を作って、誕生させるというのがおもしろいですね。飼っている猫や犬からインスピレーションをもらったり、あとは女の人へのファンタジーもあります。

これやん 素材はどのように選んでいますか?

稲田:ビーズや子供が遊ぶようなもの、あとはアクリル絵具で作っています。

これやん 絵と人形の表現の違いは何でしょうか?

稲田:絵は見る人の気持ちが入っていくような感じで、人形は中から発していくような感じです。“とにかく作っちゃえ!”って勢いで、僕は人形を作っています。