いんすぴ INSPI Vol.2 – 1いんすぴ INSPI Vol.2 – 1

ごきげんよう

[Gokigenyou]
How do you do?/Good bye.
Origin: Old Japanese way of one to ask how the other is doing, "Kigen wo Ukagau."
角文平Bumpei Kado

作品概要

制作年
2021年
素材
鳩時計、ベニヤ、アクリル、MDF
サイズ
230mm(幅)×480mm(高さ)×125mm(奥行き)
出品イベント
販売価格¥ASK(税込み)

作者のいんすぴ

「ごきげんよう」をもらった時は「今回もラッキー!やりやすそう!思いつきそう!」と思いました。しかし、取りかかると小堺さんのお昼のテレビ番組「ごきげんよう」に囚われてしまって、あのライオンをつくる勢いになってしまい、逆にどんどん難しくなっていき、かなり手強かったです。
言葉を調べてみると、相手の身体を気遣うときに言う言葉、「元気でいてくださいね」という意味で、出会いの時も別れの時もつかう言葉だと知りました。
僕には別れの挨拶のイメージが強かったこともあり、この言葉は日常に使われていますが、元来の意味より進化しているなと感じました。そういった進化、時間の流れが電化製品とかAIのイメージと重なりました。
歯車のように身近なものがどんどん生まれ変わっていくことが「ごきげんよう」という言葉とリンクして、昭和時代の鳩時計を再構成しようと思いました。
鳩がはと語で「ごきげんよう」と言ってるというイメージです。
いつまでも働くのも「ごきげんよう」です。心臓のモチーフは命が動く、そして止まること、それが死にもつながっています。
鳩時計と同じで1時間、30分でしか聞こえない鳩の声が、たまたま挨拶のように会場できこえたら面白いなと思っています。偶然を楽しむ「ごきげんよう」です。
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