最初「マジで」は、自分の作品とはかけ離れたイメージの言葉だったのでいろいろ考えました。そこで「マジ」を“本気”や”真剣”と捉えてイメージしました。よく考えると、私自身がオオカミに対して「マジで」取り組んでいるので、そういった意味では、近い言葉ともいえます。オオカミはみなさんが思うより「マジで」感情が豊かな動物で、人に近い感性があります。私は普段、狼の心情が強く出ている作品はあまり作らないのですが、この作品は、感情を全面に押し出した感じで作成しました。
見てもらいたいところは、染色の技法で制作しているので、染色の柔らかさ、細く描いた表現など、紙のキャンバスとは違うところを見て感じてもらえたらうれしいです。