「ごえん」という言葉を考えたときに、普段からの私のテーマに近い”共生”というイメージにつながりました。今回はアカハシウシツツキという動物の体に付いた虫を食べてくれる鳥とインパラのような生物の共生を描いています。最初は動物だけではなく、植物や微生物の共生なども考えました。しかしカルタになるかもと言う話を考えたときに、分かりづらいのもよくないなと。もちろん単純に鳥を描きたかったというのもあります。すぐにいつものテーマと結びついたので、あまり違和感はなかったですが、そこに至るまでのプロセスが違うので、感覚的には違うと感じる部分がありました。「ごえん」と言うと暖かいイメージがありますが、普段はもっと漠然としたなかで描いていることが多いです。