これやん専属フォトグラファーのほりたよしかさんの個展「ほりたよしか写真展 アイスランド 2002」を本年もパークホテル東京Corridor Gallery 34にて開催します。今回はほりたさんが2002年にアイスランドで撮影した作品を中心に展示いたします。展示作品はこのページよりご購入できます。ぜひご覧ください。
カメラマンになって3年目、2002年。自分の写真に自信も持てるようになりました。そんな時、日本でほとんど知られていなかったバンド、シガー・ロスを撮影することになり、アイスランドへ行きました。
シガー・ロスといえばアイスランド語の歌詞、壮大で幻想的なサウンド、当時はバンド写真もほとんどなく、得体の知れない不思議なバンドでした。
撮影を依頼されたレコード会社からは、英語がどこまで通じるかもわからないし、中心メンバーのヨンシーさんは人見知りで警戒心が強く、アイスランドまで行っても写真が撮れないかもしれないと言われていました。
不安の中で到着したアイスランド。そこには見たことのない景色が広がっていました。岩ばかりで緑が見えても苔ぐらい。地球じゃない惑星Aに来たような感覚になりました。
やっぱり不思議な場所だなぁ。
ドキドキしながらシガー・ロスのスタジオに訪ねて行くと、おとなしそうで人見知りな感じはありましたが、ヨンシーさんは日本から来た私たちを快く迎えてくれました。
私は先入観が大きくなって不安になり、びびってた自分に恥ずかしくなりました。
小川のほとりに建った、灰色の壁に小さな赤い窓枠が並ぶシンプルな建物。
玄関を入ると、吹き抜けの階下にドラムやキーボードが所狭しと置かれていました。
以前はプールだったというこの場所が、彼らのプライベート・スタジオでした。
かわいい楽器がたくさんあって、楽しそうに彼らは演奏していました。音を楽しむ。まさに音楽です。
アイスランドは全く土地勘がないし、バンドの雰囲気を私が決めたくなかったので、思い切ってヨンシーさんに一緒に撮影場所を探してほしいって相談をしました。
スタジオ、苔だらけの土地、温泉、窓から水中が撮れる市民プール、自宅、いろいろな場所に連れていってもらい、帰る頃には彼らと友人のようになっていました。
撮影の合間には一人でドライブしながら、荒涼とした土地に突然現れるかわいい教会や地熱を吐き出す岩場、川の流れをそのまま凍らせたような巨大な氷河をカメラにおさめました。
ひょっこカメラマンだった私が必死で撮影したアイスランドでの大切な7日間は、その後のキャリアに大きな影響を与えました。
この2002年の写真は惑星Aのエネルギーに溢れています。
ほりたよしか
作品一覧
※作品販売は2025年1月19日より開始いたします
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開催概要
- ほりたよしか写真展 アイスランド 2002
会期: 2025年1月19日(日)〜3月1日(土) 11:00〜17:00
※ 1月30日~ 2月17日 / 一部改装の為立ち入りできない場所がございます。
会場: パークホテル東京 34階 Corridor Gallery 34
入場無料東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワー
都営地下鉄大江戸線、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「汐留」駅より徒歩1分、JR、東京メトロ、都営地下鉄「新橋」駅より徒歩5分